顎の下の痛み、原因は食いしばりじゃなかった|10年前に治療した歯に炎症が見つかった
数カ月前から、左の顎の下に時々感じる痛みがありました。
痛みが出たり、よくなったりを繰り返していましたが、少しずつ痛みが強くなってきて…。
今回は、気になっていた謎の痛みが何だったのか、その原因について分かったことをお話しします。
ある日感じた違和感

「あれ?なんだろう?」
こんなところ、打ってないのに何か痛い。
あるとき、左の顎の下に痛みを感じました。
でも、いつの間にか忘れてしまって。

その数週間後、
「あれ?風邪ひいたかな。なんか喉が痛いかも」
そんなこともありました。
それも、痛みが引くと同時に、いつの間にか忘れてしまいました。
振り返ってみると、痛みが出たり消えたりすることを、この数カ月間繰り返していたんです。

1カ月ほど前、
「最近、ずっと痛いよね」
と気づきました。
でも、これって何科を受診するんだろう?
骨が痛いような、喉が痛いような…。
外科?耳鼻科?
よく分からないまま迷っているうちに、また痛みが消えてしまいました。
ところが、ここ数日。
今までとは明らかに違う、はっきりとした痛みが出るようになりました。
以前にも増して痛みが強く、しかも持続するように。
「そういえば、一つ思い当たることが…」
食いしばりが強いから、それが原因だと思っていた
2週間ほど前、歯の詰め物が突然取れて、歯科を受診しました。
そこで言われたのが、
「歯の食いしばりが強いので、詰め物と歯の間に隙間ができやすいようです」
ということ。
さらに、食いしばりの影響で、口の中の骨が隆起する外骨症もあると言われました。
実は、それには薄々気づいていたんです。
年々、口の中のボコボコとした隆起が大きくなっているような気がして、自分でも気になって調べていました。
歯と歯の接触時間
さらに、先生からの説明で衝撃の内容が…
「歯と歯が接触している時間って、通常の場合どれくらいだと思いますか?」
「24時間のうち、15分~20分程度なんですよ」
えっ…
どういうこと?
「会話や食事以外の時間、通常は上の歯と下の歯が合わさる事は無いんですよ。」
「食事の時も、実際は間に食べ物があるので、直接は接触していないんです。」
先生の説明を聴きながら、ふと自身の歯の位置を意識すると…
今、この瞬間も私の歯と歯は合わさっている(>_<)
そんなこともあり、
「この顎の痛みも、きっと歯の食いしばりが影響しているんだ」
と、すっかり思い込んでいました。
痛みが増して歯科へ
顎の痛みが強くなってきた私は、
「歯の食いしばりによる負荷が原因なのかもしれない」
と考え、歯科に予約の電話を入れました。
顎に痛みがあること、歯の食いしばりを指摘されていることを伝え、

「痛みの原因が歯科の領域なのか、自分では判断できないので、一度診察していただきたいです」
とお願いしました。
すると、当日受診できることに。
触診で分かったこと
診察で顎の下を触ってもらうと、
「ここが少し腫れていますね」
と言われました。
左の顎の下に腫れがあり、リンパ節が腫れている可能性が高いとのこと。
何らかの炎症などによって、リンパ節が腫れている可能性があると説明されました。
以前のレントゲン写真も確認しながら、
「左奥の歯に何か問題が起きている可能性があります」
とのことで、詳しく調べるためにCT検査を受けることになりました。
CTで思いがけない原因が判明
そして、CT検査で分かったこと。
なんと、
10年ほど前に治療した奥歯の根管部分に、炎症が見つかりました。
CT画像を見ると、歯の根の周囲に黒く映し出されている部分がありました。
他の歯と比べても明らかに違います。
「ここに炎症があります」
と説明を受けました。
さらに、歯ぐきの周囲にも、他の健康な部分とは違う所見があるとのこと。
炎症がある部分の周囲の組織が硬くなっているそうです。
「炎症を広げないように、体が反応しているんですよ」

と説明されました。
凄い。
私の歯ぐきは、知らないところで頑張ってくれていたんだ。
そう思うと、なんだか申し訳ない気持ちになりました。
「歯を残すなら専門医へ」
ここで、以前の記憶がよみがえりました。
この奥歯は、以前から根管部分の状態がかなり厳しく、
「できるだけのことはやってみます」
と、かなり慎重な説明を受けながら治療した歯だったんです。
そして今回。
先生から、
「ここで根管治療をもう一度行うことはできます」
と説明がありました。
ただ、
「前回もかなり厳密な処置を行ったうえで、今回このような状態になっています」
とのこと。
そして、
「歯を残せる可能性を高めるのであれば、根管治療の専門医での治療をお勧めします」
と。

さらに、
「この歯にとって、最後の選択になると思います」
と言われました。
うっ💦
これって、かなり追い込まれた状態ってこと?( ;∀;)
そこで出てきた「自由診療」
先生によると、ここで根管治療を行うこともできる。
でも、歯を残す可能性を少しでも高めたいなら、専門医での治療がおすすめ。
しかも、専門医なら治療期間を短くできる可能性もあるとのこと。
「そんなに違うんだ。専門医って凄い!」
と感心していた、そのとき。
先生から次の一言。
「ただ…自由診療になります」

Σ(゚д゚lll)ガーン
やっぱり…。
これは、お高いに違いない。
「ちなみに…おいくら程かかりますか?」
と尋ねると、先生が費用を調べてくださいました。
さらに、その病院についてのパンフレットまで用意してくださって。
一旦持ち帰り、次回の診察までに、どちらの治療を選択するのか決めることになりました。
いったいいくら?
気になる治療費。
私が調べた範囲では、根管治療は保険診療と自由診療で費用に大きな差があります。
治療内容や歯の状態、医療機関によっても費用は変わるため、一概には言えません。
今回、先生から教えていただいた専門医での治療費は、
「20万円ほど」
とのことでした。
20万円…。
決して小さな金額ではありません。
でも、
「歯を残せる可能性を高めるための治療」
と考えると、単純に「高い・安い」だけでは決められない金額でもあります。
次回までに治療方法を決めることに
歯の「最後の選択」を迫られ、
そこから、歯を残すための治療という希望が見えてきて。
そして最後に待っていたのは、
高額な自由診療という現実。( ;∀;)
歯を失うリスク。
長い目で見た治療費。
通院にかかる時間。
そして、どこまで歯を残したいと思うのか。
いろいろなことを考えながら、次回の診察までに治療方法を決めたいと思います。
最後に
「更年期だからかな」
「食いしばりのせいかな」
そう思って、しばらく様子を見ていました。
でも、実際に痛みの原因として見つかったのは、10年ほど前に治療した歯の根管部分の炎症でした。
今回のことで、
「これくらいなら大丈夫」
と自己判断して様子を見るのではなく、気になる症状が続いたら、一度診てもらうことの大切さを改めて感じました。
50代になると、心も体も、これまで以上にメンテナンスが必要になってくる。
そして、健康のためには、お金も時間も必要になる。
何を大切にして、どこに価値を置くのか。
「私はこれから、どの治療を選ぶのか」
今は、まだ分かりません。
でも、自分の歯とこれからのことを考えて、納得できる選択をしたいと思います。





