人生の折り返し地点?50代の私が、これからの人生に備えたいこと
「俺たちも、人生の折り返し地点だね。」
先日、夫からこんなことを言われました。
……ん?
「折り返し」ということは、あと50年くらい人生が続くっていう前提よね?
その言葉を聞いて、私の頭に浮かんだのは、山頂に到着して、そこから先は転がるように、足早に下山していく自分の姿。
最近、特に感じるんです。
時間の経過が、以前より異常に早いと……。
私だけ時間軸が違うのか?
テレビで、以前あった事件のニュースが流れてきて、

「ああ、確か去年の事件だよね。」
なんて思っていたら、
「事件から5年が経過し――」
……は?
いやいや、5年はないでしょう(‘Д’)
もう5年も経ってるの?
いつの間に?

音楽番組で、曲が流れてきて、
「あ~、この曲好きなんだよね~」
なんて、ちょっとテンションが上がったところで、
「懐かしのヒットソングでした。」
えっ……。
20年前のドラマの主題歌?
はあ?
いつの間に20年も経ったの?
私の中では、ついこの間なんですけど。
……もしかして、
私の周りだけ、時間の流れが異常にバグってる?
こんなふうに、人とは違う時空を彷徨っている感覚の私。
夫の言うように、今が人生の折り返し地点だとしても、今まで生きてきた時間と、これから過ごす時間は、同じようには流れないのではないか。
そんなことを考えています。
私が考える「人生の折り返し地点」
「人生100年時代」という言葉を、最近よく耳にします。
夫も、100年生きることをイメージして「人生の折り返し」と言ったのだと思います。
でも、更年期に突入して以降、体調不良で病院巡りを経験している私にとって、
いつ、その時が来てもおかしくない。
そんな感覚もあり、“人生の終盤に差し掛かった”そんな表現も脳裏をかすめます。
まだ、半分も人生が残っている。と言うより、あと、どれくらい“自分らしく過ごせる人生があるか”を考えてしまう。
看護師と言う仕事柄、人生の後半部分を看てきたことが少なからず影響しているのかもしれません。
長く生きることと、人生を思いどおりに楽しめることは、必ずしも同じではない。

自分の足で歩けること。
自分の目で見て、耳で聞き、自分の頭で考えて決められること。
そして、安心して暮らしていけるだけのお金があること。
こうしたものが、いつまでも当たり前に続くとは限らない。
できれば、お金の心配ばかりしながら長く生きるのではなく、「ああ、十分生きたな」と思えるころに、自然と寿命を迎えられたらいいのですが……。
そんなに都合よくはいかないのが現実。
私の血縁関係を見渡すと、意外と長寿家系なんです。
これは……。
長生きの可能性も出てきました(笑)。
これは、長く生きることも考えておかなければなりません。
80代の両親の姿は、私の老後を考えるうえで参考になります。

でも、自分が80代、90代になった時の暮らしを具体的に想像するには、やっぱり限界があります。
夫が言う人生の折り返し地点は、50代の今なのかもしれません。
一方で、私にとっては、更年期の体調不良を経験した40代から、すでに始まっていたように感じます。
年齢の半分という意味ではなく、これからの人生を意識し始めた時期が、私にとっての折り返し地点だったのかもしれない。
私と夫が人生の話をしている時、何となく感じていた違和感。
その理由は、ここにあったのかもしれません。
夫と私、それぞれが思い描く老後
夫は、時々こんなことを言います。
「おれ、可愛いおじいちゃんになって、看護師さんたちに可愛がられそう。」

確かに、頑固でも、自分の考えを押し通すタイプでもない夫。
意外と可愛いおじいちゃんになるのかもしれません。
「おかわり~」
なんて言っている姿が目に浮かびます。

一方の私は、余計なことを考えてクヨクヨするタイプ。
人に頼らないと生きていけない、病気がちなおばあちゃんになるかも?
ところが、息子はいつも言うんです。
「母さん、剛腕で丈夫だもんね~」
「1000年は生きるね」
……いやいや、1000年って(笑)。
体調が悪くても仕事は休めない。
家事も、つい自分で何とかしようとしてしまう。
そんな私の性分が、息子の中に「鉄人の母親像」を作り上げているのかも💦

もしかしたら、思っているより丈夫に老後を生き抜いて、人生を謳歌している可能性もありますね(;^ω^)
自分のことって、意外と自分では見えにくいものです。
これからも自分らしく暮らすために
先のことを考えても、何歳まで元気でいられるのかは分かりません。
だからこそ、今できることから少しずつ整えていきたいと思っています。
健康な体と心を維持する
言うは易く行うは難し。
少し無理をすれば関節の痛みが出るし、仕事中、薬に刻印されている数字を読むのにも一苦労💦

「えっ? 何? もう一度お願い。」
そんな会話も増えた気がします。
若い子は声が小さいなぁ、なんて思っていたけれど、私の聞き取る力が落ちているだけかもしれません。
今日も冷蔵庫を開けては固まる。
「……何を取りに来たんだっけ?」
先日は、夫が食べるのを楽しみにしていた杏仁豆腐を、間違えて冷凍庫で凍らせてしまいました💦
大丈夫か、私。
年齢を重ねるって、こういうことなのかも……。
できるだけ長く、自分の足で歩き、自分の目で見て、自分の耳で聞き、自分の頭で考えて暮らしたい。
そのために、膝や目など、今ある機能をできるだけ長く使えるよう、できることを少しずつ始めています。
ヒールがないと靴じゃないと思っていた私も、最近はスニーカーにチェンジ。
目の不調から、コンタクトの使用も卒業しました。
仕事中に倒れた経験もあり、以前より仕事量を調節するようになりました。
元気に働き続けるためにも、体だけでなく心の健康も大切にしたい。
最近は、仕事と家庭のバランスを取ることも難しくなってきました。
これからの働き方についても、一度立ち止まって考える時期なのかもしれません。
暮らしをコンパクトに整える
親の実家じまいを経験したからこそ、分かったことがあります。
それは、物を残すことにも、片づけることにも、想像以上の労力がかかるということ。
詳しい経験はこちらに書いています👇

あの経験を通して、自分が元気なうちに持ち物を整理し、管理する物や家事の負担を減らしておきたいと思うようになりました。
これから何かを購入する時も、本当に自分に必要なのか、買ったら幸せな気持ちになるのか、一度立ち止まって考えてみる。
そして、買ったものは、いつか手放す時が来ることも忘れずに、増やしすぎないようにしたい。
物を減らすこと自体が目的ではありません。
これからの自分が、無理なく管理できる暮らしに整えていく。
そんな意識を持っていきたいと思っています。
お金と情報を整理する
老後資金を考えるのはもちろんですが、保険や契約、重要書類、デジタル情報など、自分にしか分からないことも整理しておきたい。
いざという時、自分も家族も困らないようにするためです。
……しかし、これも簡単ではありません。
何しろ、今現在、何がどうなっているのか曖昧なものがあるんです。
紙の書類はまだしも、問題は、さまざまなアプリや定期購入の契約。
それ以前に、何を買ったのかさえ曖昧になっている物まで(;^ω^)

先日も、
「ん? 見知らぬ引き落としがある!( ゚Д゚)」
購入した覚えのない取引がありました。
これは詐欺かもしれない!
一瞬焦りましたが、カード払いは購入日と引き落とし日が離れているので、うっかり記憶から抜け落ちている可能性もあります。
カード会社に電話する前に、自分で調べてみることにしました。
購入したと思われる時期のメールや、よく利用するショップの購入履歴を確認。

数日かけて調査した結果……。
犯人が判明しました。
夫でした👹
「これ、買った?」
「お~! すごいね~。よく分かったね! 探偵になれるね~」
いやいや、一言ってくれたらよかったのに!
この数日間、どんな思いで捜査したと思っているのよ~
でも、犯人にたどり着いた時の達成感は、なかなかのものでした。
冗談はさておき、今は自分で調べられても、年齢を重ねた時に同じようにできるとは限りません。
これからは、契約しているものや定期購入を一覧にしておく。
新しく契約する時も、解約する時に困らないように確認しておく。
そして、夫婦で購入したものや契約内容を共有しておく。
そんな準備が必要だと感じました。
自分だけが知っていることを、家族にも分かるようにしておく。
それは、お金の管理だけでなく、お互いが安心して暮らすためにも大切なことだと思います。
長く続けられる趣味や生きがいを持つ
これからは、誰かのためだけではなく、自分が楽しむための時間も大切にしたいと思っています。
このブログも、そのひとつです。
記事を書きながら、自分は何が好きで、何を大切にしているのかを考える。
頭の中では分かっているつもりでも、文字にしてみると、
「あれ? 私が本当に言いたかったのは、こういうことだったのか」
と、気づくことがあります。
遠回りしながら、自分の気持ちにたどり着くことも。
案外、自分のことを一番知らないのは、自分なのかもしれませんね。

そして、去年あたりから興味を持ち始めたのが、釣り。
まだ趣味と呼べるほどではありませんが、自分にこんな楽しみがあったのかと、意外な一面を発見しました。
これからも、そんな新しい発見を楽しんでいけたらと思っています。
体が元気なうちに、やりたいことをする
行ってみたい場所。
見ておきたい景色。
経験してみたいこと。
いつか行こう、いつかやろうと先送りにせず、できることから実現していきたい。
……これ、私にとってはかなりハードルが高いんです。
あれこれ頭で考えてしまうタイプなので、行動に移すまでに疲れて、結局やめてしまうこともあります。
でも、自分では動けなくなった時、十分な体力がなくなった時、
「あの時、行っておけばよかった」
「あの景色、見ておけばよかった」
そんな後悔は、できるだけ減らしたい。
あれ?

そう考えると、夫が以前言っていた、
「退職したらクルージングに行きたいよね」
という話…
あの時の私、即答で否定しちゃってない?(;^ω^)
お金の心配ばかりして、楽しみを先送りにしていたのは私の方かも💦
毎月、クルージング貯金でも始めますかね(笑)。
もしもの時に、家族が困らないために
これからの人生を考えるうえで、もうひとつ、準備しておきたいことがあります。
それは、突然の体調不良や入院など、いざという時への備え👆
更年期以降、仕事中に倒れたり、朝、めまいで起き上がれなくなったり、脳動脈瘤の疑いで病院を紹介されたり……。
これまで何度か、「入院になるかもしれない」と慌てたことがあります。
特に、めまいで起き上がることもできなかった時は大変でした。
夫に入院の準備をしてもらおうにも、
「下着とパジャマは、あの引き出し」
「化粧水は、そこ」
「携帯の充電器は、あそこ」
と、ひとつひとつ説明するのが大変でした💦
そもそも、起き上がることもできないのに、あれはどこ、これはどこ、と指示を出すのもひと苦労。
そこで、これからは不測の事態に備えて、緊急用の引き出しを準備しておこうと思っています。
すぐに使うものは、ひとまとめにしておく。
事前に準備できないものは、何がどこにあるのかメモして、一緒に入れておく。
それだけでも、いざという時の負担はずいぶん違うはずです。
私は看護師という仕事柄、入院時に何が必要になるかは、ある程度分かっています。
でも、病名や体の状態、入院日数によって必要なものは違いますし、病院によっては持ち物を指定されることもあります。
病院の売店で購入できるものもあれば、入院が決まってから用意した方がよいものもあります。
ですから、最初から何もかもそろえておく必要はありません。
まずは、下着、パジャマ、タオル、洗面用具など、とりあえず1〜2泊できる程度のセットを作っておく。

あとは、その時の状況に合わせて追加すればいい。
そんな準備から始めようと思っています。
そして、もうひとつ。
身近な人は、自分の下着のサイズを知っていますか?
普段、どこで下着やパジャマを買っているか知っていますか?
意外と知らないことも多いのではないでしょうか。
いざ入院となった時、夫が良かれと思って準備してくれた下着が、総レースの紐パンだったら……。
いや、ちょっと待って💦
病院でそれを履く自分を想像したら、ゆっくり療養なんてしていられません。
もちろん、夫にそんなものを選ぶセンスがあるかどうかは、また別の問題ですが(笑)。
でも、笑い話で済ませられるうちに、考えておきたいことがあります。
備えるというのは、物をそろえておくだけではないんですよね。
普段から一緒に買い物に行く。
何気ない会話をする。
お互いが何を使い、何を大切にしているのかを知っておく。
そんな日常の積み重ねも、いざという時の備えになるのだと、身をもって感じています。
備えることも、楽しむことも
人生の残り時間が、あとどれくらいあるのかは分かりません。
だからこそ、先のことに備えておきたい。
健康のこと、お金のこと、暮らしのこと。
今できることを少しずつ整えておけば、将来の自分や家族の負担を減らせるかもしれない。
できるだけ長く、自分らしく暮らせるように整えながら、今だからできることも楽しんでおく。
お金の心配ばかりしている私に、夫がクルージングを提案するのも、そういうことなのかも?
……いや、単純に船旅がしたいだけかな(;^ω^)
人生の折り返し地点。
私と夫では、見えている景色が少し違うかもりれない。
でも、その違いがあるからこそ、バランスが取れているのかもしれない。
さて。

まずは、身の回りの整理から始めようかな。
そして、クルージング貯金も(笑)
私は、屋形船くらいがいいかなぁ!(^^)!
未来への備えも、今の楽しみも。
どちらも大切にしながら、これからの人生を過ごしていけたら最高ですね。




