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更年期を考える

fumy

閉経を挟んで前後5年を更年期と呼んでいます。

日本人女性の閉経の平均が50.5歳だそうですから(厚生労働省の㏋による)個人差こそあれ、多くの女性が40代から50代にかけて更年期症状を経験する事になります。では、更年期とはそもそも何なのか?更年期になるとホルモンの分泌が減少して、身体の不調が出てくる。そんな漠然としたイメージではないでしょうか。私も、学生時代にエストロゲン、プロゲステロン等女性とホルモンの密接な関係について学びました。しかし、漠然とした知識にとどまり、どちらかというと苦手な分野でした。今回、自分が身をもってホルモンの影響を体感し、もっと真剣に深く学んでおけばよかったと後悔しました。

更年期の足音

緊張してる?

仕事中、うまく話せないと感じる日がありました。今まで話していた上司や同僚との会話の中で、言葉が詰まる感覚。『うん?私、緊張してる?』学生時代、皆の前で発表する時に緊張して変に声が上擦るような感覚に似てる。いつもじゃないんです、時折、違和感として感じるようになりました。

暑いのは私だけ?

仕事中、が額や首筋を伝って流れてくるんです。ちょうど、コロナ禍に突入したので、仕事でビニールエプロン、フェースシールド、マスク、手袋が必須な状況でした。顔面は紅潮し、首筋は汗でヌルヌル『いや~暑いよね~』って、汗を拭いながら周囲を見渡すと皆さん涼しげな表情にみえます。『あれ?私だけ?』この頃から、仕事中も厚手の制汗シートが欠かせなくなりました。

思春期、更年期バトル

母親が更年期に突入する時期は、子どもが思春期に突入する時期でもあります。我が家も、思春期の子どもがいました。少し生意気な口は利きますが、まじめに学校にも通っていましたし、良い子だったと思います。でも、ビックリするほど子どもの行動にイライラが止まらないんです(>_<)特に、受験時期は息子との関係が破綻しそうなほど私のメンタルはヤバかったです。ある日、幼少期からお世話になっている習い事の先生から連絡がありました。『大丈夫?〇〇が、お母さんと離れたいと言ってたよ。お母さんが、自分の事でいつも泣いてるって話してた』

ガーン(‘Д’) 人から言われて初めて、子どもが傷ついていることに気づく情けなさ。感情がコントロール出来なくて、主人にも子どもにも辛い思いをさせたと思います。

更年期とホルモンの関係

 私たちの体内では、多くのホルモンが作られ分泌されています。その数、100種類以上あるそうで、身体の機能を調節するために日々頑張ってくれています。それぞれのホルモンは異なる速度や持続時間で作用しており、私たちの体内で協調して機能します。ホルモンの分泌は、例えば、成長ホルモンは脳下垂体から分泌され成長に作用したり代謝をコントロールしています。アドレナリンは副腎から分泌され心拍数や血圧を上昇させます。インスリンは膵臓から分泌され血糖を下げてくれます。これらのホルモンはよく耳にするのではないでしょうか?エストロゲンも、そんな100以上あるホルモンの一つで、多くは卵巣から分泌されています。

エストロゲンの特徴と役割

エストロゲンは、女性が8∼9歳頃になると分泌が始まり、思春期になると女性らしい体つきの形成、乳房の成長、子宮や膣の発育を促します。エストロゲンは生殖機能だけではなく、骨密度の維持や血管の健康保持、皮膚の健康(肌のハリやコラーゲン生成など)維持に重要な働きをしています。エストロゲンは女性らしさだけでなく、健康や美しさを維持するための重要な役割を担っており、欠かせないホルモンであることがわかります。しかし、この重要なホルモンは、20代後半から30代前半をピークに徐々に減少していくと言われてます。

エストロゲンは何故減少するの?

 エストロゲンの多くは卵巣の卵胞から分泌されています。卵巣の働きは一般的に30歳頃をピーク徐々に衰え、45歳を過ぎると急激に機能が低下すると言われています。つまり、卵巣の衰えとともに、エストロゲンの分泌も減少していくわけです。しかし、卵巣の機能低下は加齢に限ったものではありません。病気やストレス、生活習慣の乱れ、過度なダイエット等により、卵巣の機能低下が起こるとエストロゲンの分泌が減少してしまいます。エストロゲンの減少を加速させるのは老化だけが原因ではないということです。過剰なストレスや生活習慣の乱れから30代でも更年期に似た症状に悩まされる人もいます。

エストロゲンの分泌に関わる場所

エストロゲン(卵胞ホルモン)の多くは、卵巣から分泌されます。『多くは』ということは、卵巣以外でも少量ですがエストロゲンの分泌に関わっている場所があります。

  • 一つ目が腎臓の上にある小さな臓器、副腎です。ここでは男性ホルモン(アンドロゲン)が少量分泌されます。このアンドロゲンが、体内でエストロゲンに変換されるのです。凄くないですか?男性ホルモンが女性ホルモンに変換されていたなんて驚きです。特に閉経後、卵巣の機能が落ちてからは、この副腎が私たちを助けてくれます。減少した女性ホルモンを補うべく、補助役として機能してくれます。
  • 二つ目が脂肪組織です。体脂肪の中にも、アンドロゲンをエストロゲンに変える「アロマターゼ」という酵素が存在しています。この酵素は、閉経後主に脂肪組織に存在しています。つまり、脂肪細胞でも女性ホルモンが作られるということです。極端なダイエットで体脂肪が少なすぎると、ホルモンバランスが乱れやすくなるのはこのためと言われています。
  • 三つ目が(視床下部・下垂体)です。ここでは女性ホルモンそのものは作られませんが、卵巣に対して「ホルモンを出して」と指令を出しています。ストレスや疲労で脳がうまく働かないと、この指令がうまく働かずホルモンバランスも乱れてしまいます。ストレスを貯めすぎないことも重要なキーポイントです!

プロゲステロンの減少

エストロゲンと並んで有名なのがプロゲステロンです。プロゲステロン(黄体ホルモン)は排卵後に卵巣の黄体から分泌されるホルモンです。妊娠の準備(子宮を柔らかくしたり、着床を助ける)として子宮に働きます。妊娠が成立すると分泌量はさらに増え、妊娠の維持や乳腺の発達などの役目を果たします。更年期では、このプロゲステロンの分泌も減少し、月経不順を起こしたり妊娠しにくくなります。その他にも、ホルモンバランスの乱れから体調不良やむくみ、精神の不安定を招いたりすることがあります。エストロゲンとともに、プロゲステロンの分泌減少は女性にとって様々な影響を及ぼすと言えます。

アンドロゲンについて

余談ですが、個人的にすごく気になったので調べてみました。『アンドロゲン』は一般的に男性ホルモンと呼ばれるホルモンの総称です。名前のとおり、男性の身体的特徴や生殖機能に関わってます。その種類は、テストステロン(男性体内のアルドステロンの95%を占める、男性の2次性徴、精子形成、筋肉量や骨密度、性欲に関与)、ジヒドロテストステロン(男性性器の発達、体毛の増加、前立腺の発育)、デヒドロエピアンドロステロン(老化、循環器、糖尿病、免疫機能に関与)、アンドロステロン(フェロモンに関与)、アンドロステンジオン(性ホルモンの前駆体で、テストステロンやエストロゲンに変換される)などがあります。男性ホルモンだから、男性にだけ分泌されるのかと思いきや、女性でも少量分泌されています。どこからって、そうです!卵巣と副腎からです。主にはアンドロステンジオンなどが作られ、それが女性ホルモン(エストロゲン)の材料になるそうです。

更年期と受診のハードル

  • 更年期には、女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロンの分泌が減少し、様々な身体の変化を起こします。しかし、症状には波もあり、個人差もあります。私も、薄々は更年期ではないかと思いながらも、すぐには受診に結びつかず、確証のないまま時間だけが過ぎました。実際、「更年期症状・障害に関する意識調査」によると、病院を受診し、更年期症状と診断された人の割合は40歳代、50歳代ともに1割に満たない結果になっています。その一方で、更年期を感じている人は2~3割と高くなっています。
  • 更年期の症状を疑いながらも、なかなか受診に結びつかない。だって、ハードル高いです。婦人科と言ったら、真っ先に内診台を思い浮かべてしまいます。そして、出来れば女性の先生に診て欲しいと考えるのも本音です。子どももいるのに、何が恥ずかしいの?と思われるかもしれませんが、何歳になっても恥ずかしいし、内診台に乗るのは勇気がいります。それに、熱が出たとか、どこか痛いとか明らかな症状があれば受診します。でも、「最近イライラします」とか、「汗っかきになって」程度では、まず、受診という発想はないです。しかも、日によって症状も波があり、これくらいなら我慢できそうと思っているうちに機を逃すのです。

更年期症状

 更年期では、エストロゲンの急激な減少による自律神経の乱れが原因で様々な症状が出現します。具体的な更年期の症状についてみていきます。

  • ホットフラッシュ(ほてり、のぼせ)
  • 発汗、動悸、息切れ
  • 不安、イライラ、気分の落ち込みなど感情のコントロールが難しい
  • 不眠、睡眠障害
  • 集中力、記憶力の低下
  • 膣の乾燥、痒み、性交痛
  • 尿漏れ、頻尿、膀胱炎
  • 関節や筋肉の痛み、頭痛、肩こり、腰痛
  • 肌の水分量や弾力の低下、新陳代謝の低下、肌のバリア機能の低下
  • 脱毛

更年期を乗り切るためには

更年期となり、卵巣からの女性ホルモンの分泌が減少した場合、それを補うために機能してくれるのが副腎です。しかし、慢性的なストレスや過労、不規則な生活習慣等により副腎が慢性的に疲弊していると、本来の働きが出来ない可能性があります。では、副腎の働きがスムーズになるように私たちにできる事を考えていきましょう。

慢性的なストレスの排除(副腎の疲労を回復)

  • 仕事量の調整
  • on、offの切り替え
  • リラクゼーション
  • 趣味の時間を持つ
  • 専門家への相談

良質な睡眠をとる(脳からの指令がスムーズになる)

  • 睡眠環境を整える(寝具調整)
  • スマホ利用方法の工夫
  • 適度な運動

適度な体脂肪を保つ(脂肪組織のホルモン変換力を助ける)

  • 過度なダイエットを避ける

生活習慣の見直し(副腎の疲労回復を助ける)

  • 規則正しい睡眠(同じ時間に就寝、起床する、睡眠時間の確保)
  • 適度な運動習慣
  • バランスの取れた食事(必要な栄養素をしっかりとる事が重要)

男性にも更年期がある

  • 結論から言いますと、男性にも更年期があります。女性と同じです、加齢やストレス、生活習慣によりホルモン(男性の場合はテストステロン)分泌が減少し、様々な更年期症状が出現します。女性はエストロゲンの急激な減少が特徴で、男性は緩やかに減少する為症状の現れ方が異なるようです。
  • 性欲の低下や、疲労、イライラや物忘れなど、女性の更年期に類似する症状も多いです。しかし、女性は閉経前後で出現するため認識されやすいですが、男性は徐々に症状が出現し、気づきにくい現状があります。
  • 男性では、「更年期症状・障害に関する意識調査」において、医療機関で更年期障害と診断された割合は2%にも満たない現状ですが、更年期障害の可能性があると感じている割合は年齢とともに増える傾向にあり、ホルモンの減少による心身の不調を自覚していることが伺えます。

メノポーズ

メノポーズって、聞いたことありますか?私は、更年期を知っていく中でメノポーズを知りました。英語でmenopauseと表記されます。意味を調べると月経の停止という意味です。しかし、閉経に限局せず、閉経前後を含む更年期の時期をまとめてさす用語として使われているようです。

まとめ

  • このページでは、更年期って何なのか自身の経験も含め、興味・関心のある内容を中心にまとめました。更年期とホルモンの関係、受診のハードルの高さ、更年期を乗り切るポイントを紹介しました。これから、自身の経験をもとに、今、実践している事の紹介、また、これから実際取り組んでみたい内容をブログで紹介できれば良いなと考えています。

ABOUT ME
fumy
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駆け出しブロガー
50代主婦です。20代は看護師として総合病院(脳神経外科病棟・救命救急センター)に勤務、30代に入り看護学校で教務を経験し、その後結婚して主婦になりました。40歳半ば、少しずつ子どもの手が離れてきた頃、体調に変化が現れます。後に、これが更年期症状だったと気づきます。仕事、家事、子育て、そして更年期(メノポーズ)を経験し、心身ともに変化する自分とどう向き合うか奔走中です。今できる事、やってみたい事、これからの人生を自分らしく過ごすためのブログです。
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